いつもの風邪だと思っていたのに、あなたのかわいいお子様が肺炎になったら大変です。ママもどうしていいかオロオロしちゃいますよね。なかには命を落としかねないこともあります。

でも普通の風邪だと思ったのに、肺炎だとはわからないですよね。

 

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肺炎はママでは気づかない。怪しいと感じたらすぐ病院へ

うちの娘4歳は、また今月も発熱。先週の金曜日の夜に発熱して、今日は月曜日の朝。

先月の発熱の時は一応病院へ行って来たけど、いつものようにお医者さんの診断は「まぁ風邪だと思うので、すぐに熱は下がりますよ。知恵熱ってこともあるし。お薬出しておきましょう。」と言われた。

しかし今回は土日も重なり病院もお休みで連れて行けなかった。

いつもの風邪と思って安心しきっていたんだけど、月曜の朝になっても熱が下がらない。

発熱して今日で4日目なのに、熱はまだ下がらない。ただの風邪ならいいけど。大丈夫なのかなぁ。ちょっと心配だなぁ。

でも今日は私も仕事休めないし、病院に連れて行けないよぉ。娘は結構咳をゴホゴホしてるし、もちろんパパは会社だし、おばあちゃんに見ててもらうしか無いかなぁ。

おでこに手を当てるといつもより熱もありそう。どうしよう。あぁ、吐いちゃったぁ。

風邪を引いてから長引く高熱、咳が止まらない。そんな時は”肺炎”を疑ってみましょう。

もちろんすぐに病院に行って医師の診断を受けてくださいね。

この後ママさんは、仕事を休ませてもらって病院に直行しました。検査をしてもらってお医者さんの診断は「細菌性肺炎ですね。」

 

肺炎って風邪とは違うの?

肺炎かもと疑うのはどんな時?

美咲ちゃんのように、いつもの風邪だと思っていたら、肺炎になっていたとしたら大変ですよね。美咲ちゃんは、早目の対応で診察したので、軽い肺炎で済みました。もしあのまま家で、寝ていてもし仕事に行っていたら。考えただけでも怖いですよね。

そうならないように普通の風邪と肺炎の違いを見てみましょう。

  • 高熱が長く続いて下がらない
  • ゼェハァの呼吸がいつもより早く感じる
  • 優しく言っても機嫌が悪いし、顔色も悪い

お子様が風邪にかかったら、念のために発熱や鼻水、咳などの症状をメモしておくことをオススメします。メモすることで、どんな症状が続いているかで、普通ではないことに気づくことができます。

子供がかかりやすい肺炎はこの3種類

子供の肺炎は、ほぼ「ウイルス」や「細菌」が感染して発症します。

風邪にかかると体内のウイルスを、体の外に出そうと、鼻水や咳が出ます。しかし、ウイルスが体外に出ないで肺に行ってしまうと肺が炎症を起こして肺炎になります。

子供が主にかかりやすい肺炎は次の3つです。

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ウイルス性肺炎

これはよく見られる症状で、「RSウイルス」が引き金になってウイルス性肺炎にかかることが多いです。そのほかには冬の時期にかかるインフルエンザのウイルスや、エンテロウイルスなどでもかかることがあります。

もちろんウイルスですから二次感染には要注意です。この二次感染を防ぐために、抗生物質を他の薬と併用します。

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*RSウイルスとは小さい子供がかかる肺炎や気管支炎などの原因になるウイルス。通常は風邪と同じような症状で終わります。

しかし乳幼児がかかると、肺炎や細気管支炎になることがありますので注意が必要です。

細菌性肺炎

「肺炎球菌」や「インフルエンザ菌」「黄色ぶどう球菌」などの最近などが原因で感染します。発熱や激しい咳、痰が絡んだりします。

治療には抗生物質で治療します。ひどい場合には呼吸困難や意識障害などを起こすことがあります。

*肺炎球菌で感染する肺炎は、主に生後半年から4歳児に多く見られます。乳児が感染すると髄膜炎になり、命の危険にさらされることもありますので注意が必要です。

非体型肺炎

非体型肺炎とは病原微生物によって起こり、マイコプラズマ肺炎が代表的です。主に5歳頃から9歳頃にマイコプラズマ肺炎にかかり、潜伏期間は2〜3週間と言われ、発熱、頭痛、そして全身がだるくなります。

その後3〜5日後に、咳が出て来ます。場合によっては平熱のまま、咳が90日も続くケースもあります。

肺炎はどんな治療をするの?

肺炎の疑いで病院に行くと、胸部X線検査を行います。風邪と肺炎は似ているために、お医者さんも判断するのは難しいためです。

検査後、肺に部分的に白いものが写っていると、ほぼ肺炎と診断されて、血液検査や粘膜検査などを行って、原因を突きとめます。

治療方法は種類によって違います。抗生物質が処方されるのは、細菌性肺炎と非体型肺炎です。軽い場合は薬で服用しながら自宅で安静にして様子をみます。もし重症の場合には入院となります。

もう一つのウイルス性肺炎は、対症療法で咳を和らげる咳止めや、タンをやわらかくする去痰剤、高熱を下げるための「解熱剤」を投与します。

小さいお子さんの場合には、薬を飲むのを嫌がる場合が多いので、その時はプリンもしくは子供が好きなアイスと一緒に薬を飲ませるといいでしょう。

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肺炎は予防できる?予防接種はある?

肺炎って感染しないと思っている方が多いと思います。

しかしマイコプラズマ肺炎、インフルエンザウイルスによって発症する肺炎、または肺炎球菌によって発症する肺炎は感染しやすい肺炎です。感染しやすい肺炎が存在するので、感染しないようにしないといけません。

予防策はインフルエンザなどと同じように、手洗い・うがいを徹底してください。もちろんマスクは着用です。

また睡眠不足や栄養不足などには十分に気をつけてください。体の免疫力が弱っていると、体外から来るウイルスなどに抵抗できません。

予防接種も効果的です。肺炎球菌や百日咳、麻しんなどのワクチンは有効で、風邪を引いたとしても、その後肺炎が発症しにくくなります。お子様のためにも積極的に予防接種は受けておきましょう。

パパママに喫煙者がいる場合は、「受動喫煙」でお子様への肺炎リスクが高まることがわかっています。

また、受動喫煙についても、出生体重低下や乳幼児突然死症候群(SIDS)の原因となるだけでなく、その後小児期においても、親の喫煙により受動喫煙を受けることで、肺炎などの呼吸器疾患(特に母親の喫煙で影響大)、中耳炎、咳など呼吸器症状、肺機能の抑制の原因となります。そのほか、早産や小児期のがん、喘息の原因となる可能性があります。 
(米国公衆衛生総監報告)

引用先:厚生労働省の最新たばこ情報 URL:http://www.health-net.or.jp/tobacco/risk/rs390000.html

喫煙する場合には、お子様がいないところで喫煙してください。

大人の場合は主にたばこやお酒で咽頭炎になるケースがありますが、子どもの場合は大気汚染や受動喫煙などで扁桃腺が敏感なお子さんは咽頭炎になることが多いようです。

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集団生活の中で感染するマイコプラズマ肺炎

最近マイコプラズマ肺炎の話を良く耳にするようになりました。以前は4年に一度流行するなどと言われていたり、12月や1月の時期がピークと言われていました。しかし最近は季節関係なく、幼稚園や保育園、小学校など子供が多く一緒に生活する場所にて蔓延してるからです。重症化する前に早めにママは対応してくださいね。

マイコプラズマ肺炎の治療方法

マイコプラズマ肺炎の治療は抗生物質を投与します。数ある抗生物質の中でも「マクロライド系抗菌薬」が効果的と言われています。

マクロライド系抗菌薬とは、タンパク質合成をブロックすることで病原体(細菌)の増殖を抑える効果があります。

中耳炎やピロリ菌など様々な治療でも使用されます。インフルエンザウイルスにも使われることがありますが、これは二次感染を防ぐためなので、発熱したから抗生物質と考えずに必ずお医者さんの判断をあおいでください。

  • クラリス・クラシッド(錠剤やドライシロップ)
  • ジスロマック(細粒、カプセル)

このように必要な薬をもらったら、家で安静にして、呼吸が乱れないように咳が悪化しないようにしてください。食事は消化のいいもの、脱水症状には気をつけてください。あとはパパママの優しい愛情が必要です。

マイコプラズマ肺炎の怖い合併症

マイコプラズマ肺炎に感染すると、合併症を引き起こすこともあります。

  • 気管支喘息
  • 脳炎や脳症
  • 下痢や嘔吐
  • 肝種大・肝機能異常などの肝炎
  • じんましんなどの発疹
  • 心筋炎
  • 溶血性貧血

この中でも気管支喘息を併発をすることが多いです。ここで注意して欲しいのは、気管支喘息の治療薬「気管支拡張薬テオフィリン」がありますが、この薬がマイコプラズマ肺炎の治療薬との相性が悪く、副作用が大きくなります。もし気管支喘息の薬を飲んでいる場合にはお医者さんに伝えてください。

 マイコプラズマ肺炎の予防方法

マイコプラズマ肺炎は「第3種感染症」に属し、「集団生活内で蔓延しやすい疾患」と指定されています。お医者さんが他人にうつす可能性がないと判断してから、幼稚園や保育園、または学校に登園登校してください。

このように他人にうつしたり、うつされたりすることがありますので、予防が大切です。一番大事なのは、インフルエンザと同じように手洗いとうがいを徹底することです。徹底することにより他のウイルスで感染する病気を防ぐこともできます。うがいは市販のうがい薬を使うとより効果的です。

咳やくしゃみなどの飛沫でも感染することがありますので、マスク着用も大切な予防方法です。家族に弟や妹がいる場合には、感染する可能性が高いので、マスク着用と感染者の隔離は必要です。

 

まとめ

  • 風邪とは違い肺炎と疑うときは、高熱が4日は続く、呼吸が早い、機嫌と顔色が悪い。
  • 子供がかかりやすい肺炎は、「ウイルス性肺炎」「細菌性肺炎」「非体型肺炎」の3つです。
  • 治療方法は「細菌性肺炎」と「非体型肺炎」は抗生物質を投与し、自宅で安静に寝ること。重い場合には入院となります。「ウイルス性肺炎」は対症療法になります。
  • 乳児に「細菌性肺炎」が感染すると、髄膜炎になることもあり、命の危険になることもあります。
  • 肺炎の予防は手洗いうがいの励行を徹底すること。予防接種も効果的です。
  • 受動喫煙でも肺炎のリスクは高いので注意です。
  • マイコプラズマ肺炎とは集団生活内で感染する肺炎です。
  • マイコプラズマ肺炎の治療は抗生物質(マクロライド系抗菌薬)が効果的です。
  • 抗生物質には錠剤やシロップタイプのクラリス・クラシッド、細粒やカプセルタイプのジスロマックがあります。
  • 家で薬を飲んで、呼吸が乱れないように安静に寝ることが大事です。
  • マイコプラズマ肺炎には怖い合併症があり、特に気管支喘息は併発することが多いので要注意です。
  • 気管支喘息の治療薬「気管支拡張薬テオフィリン」がマイコプラズマ肺炎の薬と相性が悪く副作用が大きくなります。
  • マイコプラズマ肺炎の予防方法は、うがい手洗いを徹底とマスク着用です。
  • 子供の症状をいつもメモしておくことが大切です。メモする事で普通ではない症状に早く気がつきます。

いつもの風邪だと思ったら、肺炎ってことにならないように、普段からパパママはお子さんを注意深く見守ってあげてください。十分な栄養を与えストレスを与えないような楽しい生活を送ることを心がけてください。

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