「のどかぜ」ともよばれる咽頭炎(いんとうえん)。子供はよく風邪をひきます。でもそれ、本当にただの「のどかぜ」でしょうか。私の子供はよく熱を出していたので「また熱かぁ」と少々油断してしまうこともありました。

しかし自己判断で様子を見ていると高熱や発疹が出たり、家族中に感染したりと状況が悪化していった経験があります。私のようにならないためにも、様々な原因を探りましょう。今回はRさんが咽頭にまつわる病気について調べてくれました。

スポンサーリンク

 

咽頭炎には種類がある

咽頭とは

まず咽頭(いんとう)とはいわゆる「のど」にあたる部分なのですが、詳しくは鼻腔(びくう)から喉頭(こうとう)にはさまれた部分です。咽頭が炎症を起こす(赤くなったり腫れたりする)と咽頭炎になるのですが、炎症する箇所や炎症の症状によって種類は異なります。

咽頭炎の種類

咽頭炎には種類があり、そして急性と慢性があります。

  • 急性咽頭炎(きゅうせいいんとうえん)
  • 慢性咽頭炎(まんせいいんとうえん)
  • 急性扁桃炎(きゅうせいへんとうえん)
  • 慢性扁桃炎(まんせいへんとうえん)

急性咽頭炎

のどの奥の部分にあたる、咽頭後壁(いんとうこうへき)が炎症することにより起こるのが急性咽頭炎子供が「のどが痛い」と感じるときにはすでに、炎症している箇所に発疹ができていたり、扁桃腺の部分にあたる口蓋扁桃(こうがいへんとう)のすぐ内側が腫れていたり、白い膿がついている状態になっています。

慢性咽頭炎

急性咽頭炎が繰り返し起こる場合、慢性咽頭炎可能性もあります。原因として主に喫煙や飲酒などですが、大気汚染やのどのアレルギーなどもありますので、子供が繰り返し咽頭炎になるようであれば慢性咽頭炎も疑ってみてください。

急性扁桃炎

急性扁桃炎の初期症状として、扁桃腺(口蓋扁桃)部分が赤く腫れたり、高熱が出る、食欲不振などがあります。症状が悪化すると扁桃腺部分が大きく真っ赤に腫れあがり、白い斑点ができ、さらに悪化すると白い膿が溜まり全体に広がってきます。

慢性扁桃炎

急性扁桃炎が1年に2回以上なる場合などは慢性扁桃炎かもしれません。原因は様々ですが、アレルギー性鼻炎などで口呼吸をしている場合はかかりやすいと言われています。慢性扁桃炎は合併症になる恐れもあるため、注意が必要です。

区別は難しい

ここまで種類を挙げましたが、実は区別するのは難しいです。というのも、咽頭の一部が炎症し症状として気付く時には、すでに他の部位も炎症していることが多いからです。

ですがお医者さんにきちんと現状を伝えることはとても重要なことです。子供が喉を痛がるときやご飯を食べたがらないときなどは咽頭の様子を見て症状を確かめるようにしましょう。

最近は子供の花粉症も増えているんだそうです。こちらで対策も紹介していますよ。

子供の花粉症は増えている!?目のかゆみや花粉への対策を紹介

 

考えられる原因とは

ではなぜ咽頭炎になってしまうのでしょう。おおまかに原因は2種類あります。

  1. ウイルス感染
  2. 細菌感染

しかしウイルスや細菌は数えきれないほどあります。おもにウイルスによる感染が多いのですが、これから子供がかかりやすいとされている、感染力がとても強い病気を挙げていきます。子供だけでなく大人にも感染しますので注意が必要です。

ウイルス感染による病気

ウイルス感染により起こる代表的な病気として

  • アデノウイルスが引き起こすアデノウイルス感染症
  • コックサッキーウイルスが引き起こすヘルパンギーナ手足口病
  • インフルエンザウイルスが引き起こすインフルエンザ

などがあります。順番に見ていきましょう。

アデノウィルス感染症

夏風邪とよばれる病気がアデノウイルス感染症。

  • 38度以上の高熱
  • 咽頭炎
  • 目が充血する
  • 目やになどの結膜炎

これらが主な症状です。プール熱(咽頭結膜熱)とよばれることもあり、その名の通りプールの水を介して感染することでおこります。白っぽい便が出ることもあります。潜伏期間は2~14日です。

プールの時期になると保育園や幼稚園によっては一週間に一日以上あるところもありますが回数が多ければ多いほど感染する確率は上がりますので、鼻水や咳が少しでも出ている日はプールに入らないようにするなどして予防しましょう。

私の子供が通っている保育園では、鼻水が出ているときは水の中には入らず水遊びだけ参加させてくれましたのでプールの中に入らなくてもとても楽しく遊べていたようです。

ヘルパンギーナ

  • 口の中(主にのどの奥)に水疱の発疹
  • 38度以上の突然の高熱

これらが主な症状です。夏の時期にこのような症状がみられる場合、ヘルパンギーナかもしれません。ヘルパンギーナも代表的な夏風邪のひとつで、原因となるコックサッキーウイルスは夏の時期に活発になります。

乳幼児にかかることが多く、咳やくしゃみで唾が飛んだりおむつ替えのときなどで感染します。潜伏期間は2日~7日です。

こののどにできる水疱は、潰れるとひどく痛みます。私も子供から感染したことがありますが、もう我慢ができないほどの激痛で寝起きは特にもがいていました。2つほどの水疱でしたが、数が増えるごとに激痛のレベルは増すでしょう。

そして高熱も3日ほど続くこともあり、相当痛く苦しむため私の子供もぐったりとしていました。ヘルパンギーナは見ていてる側もつらい病気といえます。

手足口病

ヘルパンギーナとよく似ているのが手足口病。幼稚園や保育園に通われているお子さんは特によく感染します。大きな違いは、

  • 37度~38度程度の発熱
  • 口だけでなく手や足などに水疱の発疹

です。ブツブツと赤くなり見た目で分かりやすいので手足口病の方がひどく見えますが、比較的高熱は出にくいため元気に遊んでいることが多いです。

子供によってお尻にできたり、手足の指や甲、口の周りや口の中にできたりと若干異なりますが、手、足、口の周辺に赤いブツブツができるのが特徴です。

当たるとチクチクと痛む程度ですができる場所によってはかなり痛むこともあります(何度もいいますがのどの奥は激痛)。そして水疱が潰れると枯れてくるのですがしばらく痕は残ります。

この水疱は、潰れた時に中の汁が粘膜に触れると感染する可能性もあるので気を付けましょう。大人もよく感染します。

子供の手足口病の鍵は〇〇!ママが知るべき手足口病8つのこと

インフルエンザ

冬の時期に一気に増えるのがインフルエンザ。

  • 38度以上の高熱
  • 頭痛
  • 鼻水
  • 関節痛
  • 咽頭炎

など、全身に症状がでます。近頃は熱があまり出ないインフルエンザもあります。そして学校保健安全法施行規則により、解熱後2日(幼児は3日)を経過するまでは出席停止となります。

潜伏期間は1日~3日と短いですが、すべての年齢層にかかり重症化する可能性もありますので少しでも似た症状がありましたら早めに受診しましょう。

予防接種を打っていても100%安全ということはありませんので注意してください。そして「予防接種を打っても感染する可能性があるから打たなくてもいいかな」という考えはNGです。

予防接種を受けない人と受けた人を比べると約2.5倍も感染するリスクが高まります。合併症になる可能性もある怖い病気ですので、毎年の予防接種をおすすめします。

特効薬はあるのか

ウイルス感染による場合、インフルエンザ以外特効薬はありませんので自分の持つ免疫力で治すことになります。病院へ行くと炎症を抑える薬(解熱剤)を頓服薬として処方してくれることが多いでしょう。

この薬が効くと痛みや熱が和らぎますので楽になりますよ。子供は特に、薬が効くとわかりやすいほど元気になりますので少し安心ですね。

一方インフルエンザには、抗インフルエンザウイルス薬のタミフルリレンザがあります。薬が効けばびっくりするほど楽になりますので、早めに受診して処方してもらいましょう。

いずれにしても特殊な感染を除き2週間以上続くことはありませんので、2週間以上も回復しない場合は別の病気を疑ったほうがいいでしょう。

保育園に通い始めると色々な病気にかかりやすくなりますね。急な病気でもすぐにお迎えに行ける保育園が理想でしょう。皆さんどんな風に保育園を選んでいるのか、こちらの記事も参考にしてみてください。

インフルエンザB型で子供が学校を休んだ時の対処法と症状 

細菌感染による病気

最初はウイルスに感染していただけでも後々、細菌に感染することもあります(最初から細菌に感染する場合もあります)。細菌が感染すると合併症の恐れもありますので早めに診察してもらいましょう。検査により検出されます。

今回は子供がもっともかかりやすい、溶連菌が引き起こす溶連菌感染症について説明します。

溶連菌感染症

溶連菌は普段体のどこにでもいる常在菌ですが、免疫力の弱い子供は感染症になりやすく

  • 38度以上の高熱
  • 咽頭炎
  • 嘔吐

から始まるとされており、かゆみを伴う赤い発疹が手足や全身、舌にも出ることがあります。そしてインフルエンザ同様、学校保健安全法施行規則により出席停止となる病気です。でも大丈夫です。

受診日とその翌日のみですので早めに受診し、検査をしてもらいましょう。とはいえ受診した病院や、通っている学校、幼稚園、保育園によって違うので確認してくださいね。潜伏期間は2~5日で、熱が下がると手足の皮膚がむけることもあります。

特効薬はあるのか

安心してください。細菌に対しては抗菌薬(抗生物質)があります。ここで注意したいのはきちんと飲み切ることです。たとえ症状が治まってよくなったと思っても、菌をやっつけるために必要な日数分を処方されますので途中でやめず、必ず飲み切りましょう。

溶連菌感染症の場合、抗生物質を内服後24時間経つと感染力はほぼなくなりますので、一緒に住む家族のためにも早めに受診し検査してもらってくださいね。

初めてのむ薬だとアレルギーなどの心配もありますよね。急なアレルギー反応が出ても対応できるよう、こちらの記事も参考にしてみてください。

子供のアレルギーが心配!アナフィラキシーショックの症状とは?

スポンサーリンク

気を付けたいこと

子供の体調が悪いときは、なるべくお家の中で安静に過ごしましょう。

看病するママも大変ですが一日でも早く完治できるよう、お家の中で気を付けたいことを挙げていきます。

脱水症状を防ぐ

喉が痛いときなど、唾を飲み込むことすら辛くご飯を食べたがらないことも多いですが、なるべく水分はとるようにしましょう。ポカリスウェットや経口補水液などは脱水症状の予防になりますので、こまめに飲ませてあげてください。

私はこの商品を強くおすすめします。飲む点滴とよばれるほど、体に早く水分が吸収されますし、スポーツドリンク味に似ているため私の子供も体調を崩したときはいつも飲んでいます。ゼリータイプもありますのでとても飲みやすいですよ。

それでもなかなか水分を取れない場合は、病院へ点滴をしてもらいに行きましょう。

食べ物はのどごしのよいもの

体調の悪いときは胃腸も弱っていることが多いので、食事をとるときはなるべく消化されやすく、のどごしのよいものをあげましょう。煮込んだうどんやおかゆ、プリン、ババロアなどお子さんが好みそうなものにしましょう。

喉を痛がるときは特にすっぱいものなど刺激物は避けましょう。私の子供は喉に炎症が起きているとき、薬が効き一時的に元気になったのかチョコレートを食べてしまい大泣きしたこともあります。ぜひとも防いであげてくださいね。

加湿をする

冬の季節など乾燥しやすい時期は特に、お部屋の湿度に気をつけましょう。ベストは湿度50~60%の状態ですが、湿度計など置かれているご家庭は少ないと思いますので細かい湿度は気になさらず、加湿をするようにしましょう。

加湿器だけでなく、濡らしたタオルを室内に干すだけでもだいぶ湿度は変わってきますよ。私は子供が体調を崩したときは、あえて室内で洗濯物を干したりして、目に見えない湿度を上げる作戦をとっています。

二次感染を防ぐ

子供の看病をしているママ、一緒に住む家族はどうしても感染しやすい状況にありますが、二次感染はなるべく防ぎたいものです。

体調の悪い子供と接するときはなるべくマスクをつける、そして手洗いうがいはもちろん、タオルの共用も避け、アルコール除菌もこころがけましょう。

神経質すぎるかもしれませんが私はアルコール除菌シートで、子供がドアノブなどを触るたびに後を追って拭いていました。参考にしてみてくださいね。

 

まとめ

  • 咽頭炎には急性と慢性があり区別は難しいが症状を把握することは大事
  • ウイルス感染による病気は、インフルエンザ以外は特効薬はなく炎症を抑える薬で和らぐ
  • 細菌感染による病気は、子供は溶連菌感染症が多く抗生物質で治る
  • 水分補給はかかさず、お部屋の湿度は常に保ち二次感染を防ぐ

子供の体調が悪いときは、なるべく室内で安静に過ごしましょう。とはいっても、子供は熱があるときでも元気ハツラツに遊びまわることも多いですよね。

元気そうだから大丈夫かな、と安心してしまいがちですが、日中は元気でも夜中に高熱、なんてことも子供にはよくあります。自己判断せず必ずお医者さんに診てもらいましょう。

一日でも早く治りますように。ママさんも看病頑張ってくださいね。

スポンサーリンク

 

<関連記事>
子供を賢く成長させる方法!育て方に失敗したと思ったら
子供の食べ物の好き嫌いの原因!対策としつけ方を紹介!
男の子の子育ては大変?女の子と育児方法がまるで違う?
幼児の虫歯対策!子供に教える歯磨きの大切さ
<特集記事>
主婦が副業でお金を稼ぐ人気の方法まとめ!短期間集中編
主婦が副業でお金を稼ぐ人気の方法まとめ!長期間安定編