妊婦の皆さん、妊娠おめでとうございます!お産に向けて準備も着々と進んでいることかと思います。中には出産方法を悩まれている方も多いのではないでしょうか。

今回は無痛分娩を体験したSさんの体験談です。

 

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無痛分娩は怖くない!

これまでは自然分娩が当たり前でしたが、最近では無痛分娩を選ぶ方も多くなってきました。

芸能人ですと、釈由美子さんや小倉優子さんが無痛分娩を選択されていますし、私も無痛分娩を選択した一人です。

でも無痛分娩って事故が多いから怖い!なんて思っている方もいますよね。私も最後までその不安はぬぐえませんでした。

無痛分娩で使用した硬膜外麻酔の不適切な処置が原因で、子供が寝たきりのまま3歳で死亡する事故や、母子ともに寝たきりになり死亡された例もあります。

でも、「無痛分娩は普通分娩よりも死亡率が高いんだ!やっぱり無痛分娩はやめよう!」と思うのはまだ早いです。

無痛分娩にはメリットもたくさんあります。自然分娩と無痛分娩をよく比較して、本当に自分の納得のいく方法を選びましょう!

 

無痛分娩は死亡率が高い?

無痛分娩は本当に死亡率が高いのでしょうか。

欧米では無痛分娩を選択することが主流になっていて、約8割が無痛分娩だそうです。本当に死亡率が高くハイリスクな方法だったら、こんなにもたくさんの人に支持されているわけがないですよね?実際のところどうなのでしょうか。

日本での無痛分娩数

日本では、年間にして約72万が自然分娩数をされているのに対し、無痛分娩は約7万人です。

そのうち普通分娩で死亡した数は36人で、無痛分娩だと2人です。

死亡率を計算すると、普通で約0,00005%に対し、無痛だと約0,00003%となり、あまり差がないように思います。

無痛分娩の死亡率はそこまで高くない。

厚労省の発表にもこんな記事があります。

妊産婦、今でも年50人前後が死亡  横ばい状態、なぜ減らないのか

どうでしょう?

無痛分娩でも普通分娩でも、お産はもともと命がけなんだ!と思えてきませんか?

 

私が無痛を選んだわけ

簡単に言うと、痛いのがイヤ!だったからです。へたれと言われてもかまいません!つわりでもあんなにしんどかったのに、さらにそれ以上の苦しみを味わうのか!と、自信がなかったんです。

また、兄のお嫁さんも無痛分娩を経験していて、「無痛じゃなかったらもう産みたくない」とまで言っているのを聞いていたことも決定打でした。

ですが母親や職場の人は最後までやや反対気味でした。無痛分娩での事故がニュースで毎日のようにとりあげられていたころだったからです。

 

産み方は自分で決めたい。

でも、「産み方くらい自分で選ばせてくれ。こんなに高度医療が発達しているのに、お産だけなどうしてこんなにも後進的なの?アホなの?!」と周りを説得してお産に臨みました。

主人は最初から反対はしなかったです。怖いけど、少しでも痛みから解放されるのであれば、好きな方法を選んだらいいよと言ってくれました。

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痛みを経験してこそ?そんな根性論は無視!

「おなかを痛めて産んでこそ母親!」という根性論や、「痛みを感じずに産んだら子供をかわいく思えないんじゃないか」というナンセンスな考えをする人が日本人には多いので、やや肩身が狭い思いもしました。

義父にも「痛みを知らないで産むのはなぁ。」みたいなことを言われ、カッチーンときましたよ。

だったらお産を経験していない男のお前は何なんだ!お前が産むんじゃないわい!ずっとお腹の中で大事に育ててきた子供がかわいくないわけないやろ!」と言ってやった自分を想像しながら右から左へ受け流しましたとも。

痛すぎるお産!これが証拠です。

そんな無神経な人達にはこの画像を見せてやりましょう!これは「マギールの疼痛スコア」と呼ばれるもので、痛みの度合いをランク付けしたものです。

 http://masuika-mutsubunben.com/mutsubunben.html より引用

分娩の痛みはこれによると、初産婦さんの場合手指の切断に近いレベルなんですよ!お母さん達は指を切断するくらいの恐怖に耐えながら出産されるんです!すごいことです!

 

まずは知ってほしい、無痛分娩のメリットとデメリット

無痛分娩にはメリットがたくさんありますが、もちろんデメリットもあります。同じお産は二度とありませんから、じっくり悩んで決めてくださいね。

<メリット>

  • 痛みによるストレスがないため、赤ちゃんも苦しくなりにくい。
  • 体力の消耗が少ないので産後の回復が早い。
  • 終始余裕をもってお産を満喫できる。

高齢出産の人、血圧が高めの人、心疾患をお持ちの人には特にすすめられます。

<デメリット>

費用がかかる。

  • 陣痛促進剤を使用する可能性が高い。
  • 吸引分娩になる可能性が高くなる。

(吸引になると赤ちゃんの頭の形が尖ってしまうのですが、しばらくすると治ります。)

以下はまれに起こることです

  • 母体の血圧が一時的に下降する。
  • 麻酔による合併症がおこる率が高まる。(低血圧、出産後の頭痛、神経障害)

自分も赤ちゃんも苦しくなくてお産が経験できるのなら、メリットの方が大きいかなと思い、無痛分娩を決断しました。お産をする病院は無痛分娩が盛んで、一度無痛を経験した方の約8割が次も無痛を希望されるとのことでした。

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無痛分娩の流れ

無痛分娩は、硬膜外麻酔とよばれる麻酔方法で行います。背骨の脊髄に近い場所にチューブを入れて麻酔薬を注入する方法で、高度な技術が必要です。

赤ちゃんへの影響はほとんどみられないとされています。

最初から出産予定日を決めてしまい、入院してから陣痛促進剤を使って分娩する方法もあるようですが、私の場合は陣痛が自然に来たので、促進剤を使わずに自然に近い形での出産となりました。

 

陣痛が来た!

朝、陣痛が始まったので、病院へ行きそのまま入院しました。朝食にパンを食べて以降は絶食が続きます。分娩台で横になってからは水だけは飲んでもOKでした。

内診をしてもらい、子宮口がどれくらい開いたかをチェックされます。私はこれが苦手で痛くて我慢できませんでした。ここで陣痛がきていない場合は、麻酔をかけて陣痛促進剤をうつことになります。

子宮口は2cm開いた程度でしたので、そのまま陣痛がさらにつくのを待つことになりました。そのまま横になり、血圧計をつけてもらいます。パルスオキシメーターもつけたまです。

麻酔をしてくれるのかと思いきや、そのまま待機でした。いきなり麻酔をしてしまうと、陣痛が強くならず微弱陣痛になってしまうので、お産がうまく進まなくなってしまうようです。

そうこうしているうちに陣痛の間隔も狭くなり、お腹をダンプカーでひかれるような痛みになってきました。「もう無理なんで麻酔うってください!」とお願いすると、先生が来てくれました。このころには子宮口は8cmに!

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ようやく麻酔

腕の静脈に点滴をしてから横向きになり、両膝をかかえこむような姿勢になります。背骨に局所麻酔をして硬膜外に針が到達したら、柔らかいカテーテルを挿入。

チューブは背中に固定したままで、このチューブをとおして麻酔薬をいれていきます。痛みはほとんどありませんでした。ちょっとチクッとするくらいです。

意識がもうろうとしたり、呼吸が苦しくなったりしていないかを度々確認され、少量ずつ麻酔をいれてくれました。だんだんと痛みがひいていくのが感じられました。

陣痛がきていない人はここで陣痛促進剤をうつのかもしれません。その後は1時間に1回くらい、子宮口の開き具合を見る為に内診をしに来てくれます。

内診が妊婦検診のころからめっちゃ痛くて嫌いだったので大嫌いでした!でも麻酔が効いてからは全く痛くなかったので、とっても楽でした。

麻酔の効き具合も、最初は右半身だけしか効いていなかったので、一度打ち直しをしてもらいました。左を下にしたり、右を下にしたりと姿勢を変えているうちに、下半身全体にまんべんなく効いてきました。

トイレにはいけないので、導尿といっておしっこをとってくれます。これも麻酔がきいているのでいたくありません。

 

 

いよいよ出産!

その後、「じゃあそろそろいきみましょうか。まずは練習をしてみましょう。」と助産師さんに言われ、いきむ練習をしました。

下半身の感覚がないので、「いきんで!」と言われてもできないんです。私の身体、ちゃんと麻酔とけるの?と一瞬不安でした。

何回か練習したのちにいよいよ本番です!助産師さんの合図に合わせていきみます。2回ほどいきんだら一旦休憩する、というサイクルでお産は進みました。

主人も隣にいました。痛みで八つ当たりしそうだったので立ち会いは私が断ったのですが、平気そうなのを見て結局分娩室にずっと居ました。

痛みがないので、終始和やかな雰囲気で世間話をしながらの分娩でした。最後のいきみで、ずるんっと赤ちゃんがお腹の中から出て行く感覚は今でもよく覚えています。

早い人で陣痛開始から4時間程でお産だそうですが、私は15時間かかりました。自然分娩の平均が初産婦で14時間なので、同じくらいですね。

出産時にさけてしまった会陰を縫合してもらいましたが、麻酔が効いていたのでこれも全く痛くありませんでした。

 

 

出産後

出産を終えてしばらくはベッドで寝たままでした。麻酔はしばらくきいていたので、「このまま脚が動かなかったらどうしよう」とも思いましたが、寝ているうちにすっかり麻酔はとれました。

麻酔がきれたあとの会陰の痛みがけっこうひどくて、まともに歩けないほどでした。それでもお産の達成感でいっぱいで、なんだか幸せだったことを覚えています。

 

費用は?やっぱり高いの?

費用は病院によっても違いますが、麻酔代や技術料として15万ほど差額が必要でした。出産育児一時金の制度を利用して出産費用の42万円はまかなえましたが、入院費なども合わせると20万ほど足がでました。

 

これが一番大事!病院選びのポイント

産婦人科医がたった一人などの小さな医院は危険です。

もし何かあった場合の処置に遅れが生じたり、適切な処置がなされなかったりすることがあるからです。

複数の医師がいて、救急時に対応してくれる医師や新生児科の医師がいることが大きなポイント!産婦人科医も複数いることは基本です!そして専門の麻酔科医がいるのであればなお良いです。

 

無痛分娩を経験して

周りの心配をよそに無痛分娩を無事終え、子供もすくすくと成長して現在3ヶ月になりました。

同じ月齢のどの子よりもおっぱいをたくさん飲み、ぶくぶく太ってきています。(笑)こうやってみなさんにお話ができるのも、事故もなく無事だったからです。

もし身近に事故があったりしていたら、無痛分娩はやめていたかもしれません。でも冷静に考えて、ご自分の納得のいく方法が無痛分娩だったら、ぜひ経験してみてほしいと思います。

 

まとめ

  • 無痛分娩も自然分娩もお産は命がけ!

  • メリットとデメリットを比較して!

(メリット:痛くなく赤ちゃんも安全 産後の回復が早い お産を満喫できる)

(デメリット:費用がかかる 陣痛促進剤を使う率が高い 吸引分娩になる率が高い)

  • 無痛分娩の流れを理解しよう

同じお産は二度とありませんし、主役はあなたと赤ちゃんです。

きっとどの方法でも感動の経験になるとは思いますが、無痛分娩も選択肢の一つとして考えてみてはいかがでしょうか。

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