あなたは子どもを怒りますか?「すっごい怒ります!」「怒らないようにしたいんだけど…」などなど子育てをしていたら、怒る場面は出てくると思います。

子育ての指南書に「子どもを怒ってはいけない」と書いてあっても、「そんなの無理だよ」と思っている方もいるのではないでしょうか。

親が子どもを怒るときは、“怒ることでしつけの効果がある”と思うから怒るのですが、実際は思ったより、効果は薄く長続きもしません。

そればかりかデメリットが多くあります。今回は、子どもを怒ることをやめる理由を見てきましょう。

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怒るとは?

国語辞典で「怒る」と調べると「叱ること」と記されていることもあり、「怒ることと叱ること」を同じ意味として使うことがあります。

そのため「叱る」=「怒る」だと思っている方も多くいらっしゃいます。しかし本来は「怒る」と「叱る」は全く別のモノです。

「怒る」ことは人間の持つ「怒り」の感情を表に出すことです。この怒りは、心理学では二次感情と呼ばれ、「傷つく」「悲しい」「寂しい」「自分は大切にされない」などの一時感情を補うために「怒り」が使われると言われています。

このことから、親が子どもを「怒る」時、特に「怒り」をコントロールできない時は何らかの一次感情が親の中に沸いている可能性が高くなります。

もしかしたら「子どもが親の言うことを聞いてくれない!親のことを尊重してくれない!」なんて感情が子どもを怒っている本当の理由かもしれません。

 

怒るデメリット。子どもが自信を失う

子どもが親から怒られることで、「自分は人として間違っているんだ」「怒られるような悪い存在なんだと思い込むことがあります。

そして自分で自分の行動を信じられなくなり、人の指示待ちをするようになったり反対に、自分を認めてもらおうとやっきになったり子どもの行動を不自然なものへと変えてしまいます。

子どもを怒ったことが結果的にしつけの効果とは違う影響を子どもに与えてしまうことになります。

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子供が嘘つきになる

怒られることは、子どもにとって嫌な出来事です。親から頻繁に怒られ続けると、子どもは怒られることを避けるために「嘘をつく」「消極的になる」などの防衛反応を見せるようになります。

結果的に、「自分の言動の何がいけなかったのか」「自分はこの場面でどんな言動をとればよかったのか」を学ぶ機会を失うことになります。

またそれ以外の子どもが成長するために必要な貴重な経験を得られなくなります。

子どもには一人ひとり長所や短所があります。叱りすぎると子どもも萎縮してしまい消極的になりますが、今まで出来なかったことが少しでも出来るようになったらいっぱい褒めてあげましょう。

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子供の性格の長所短所を知る。短所は叱らず長所は褒める。

感情をぶつけることの大切さ

親が子どもを怒るときは、親にとって「正しいこと」を理由に子どもを怒ります。しかし、この「正しいこと」は、社会通念として正しいことばかりではなく、親にとってだけ正しいことがあります。

親が正しいと思う理由を武器に子どもを怒り続けると子どもは「正当な理由があれば、人に感情をぶつけてもいい」と学んでしまうことがあります。このことが後にいじめや、対人関係の不和につながることがあります。

「叱る」と「諭す」と「怒る」を使い分ける

子どもを怒るなと言われても、「じゃあ、どうすればいいの」と思いますよね。

今回は、「怒る」と「叱る」と「諭す」を使い分けることを提案してみたいと思います。

具体的に見ていくとまず「怒る」ですが、「何が何でも怒ってはいけない」という分けではありません。

怒る時

「怒る」時は、絶対にしてはいけないことや許されない場面、例えば「危険な行動をして大けがをする可能性があった場面」などで行います。

しかしこの時も感情任せに怒るのではなく、「事の重大さを伝えるために」あえて怒りを表現する必要があります。

叱る時

「叱る」時は、「自分の行動はしてはいけない行動だった」と子どもに意識させたい時に行います。例えば「友達を叩いて、相手が泣いてしまった時」などです。

このときに、あくまでも悪いのは、行動であることを伝え、子どもの気持ちに寄り添うことも必要になります。

諭す時

「諭す」時は、社会のルールやマナーをよくわかるように繰り返し話し、納得させます。

例えば「電車の中では他の乗客の迷惑になるから、電車内では走ってはいけない」といったことです。

「諭す」時は、あくまでも「限られた場面で求められる言動であることをはっきりと伝え子どもが状況を理解しやすく説明することで、子どもが柔軟な行動を取れるようになります。

兄弟によって性格も違ってきます。その違った性格に合わせて話かたを変えることによって、理解も変わってきます。

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「怒る」と「叱る」と「諭す」使用頻度の目安

怒る<叱る<諭すの順で多くなります。子どもを叱ったり、怒ったりしなくて良いように、「あらかじめ、電車での過ごし方を説明する」「子どもが好ましくない言動をしたときは、まずは諭して理解を促す」などの対応を親が意識してできるようになると本来親が「怒る」目的だった「しつけ」が効果的にできるようになっていきます。

 

まとめ

「怒る」は怒りの表現

子どもが自信を失う

子どもが嘘をついたり、消極的になったりする

子どもが正当な理由があれば、人に怒りをぶつけてもいいと思う

「怒る」と「叱る」と「諭す」を使い分けて、怒る機会を減らすことができる

怒りを表現することは悪いことではない!あくまでも怒るときは、自分も周囲も安全な怒りの表現の仕方を心がける

親が子どもの前で怒りを表現しないと、子どもが怒りの表現方法を学習できずにうまく怒れなくなる可能性があります。

怒ることは人間の自然な感情として当然のものです。

しかし、その怒りを利用して、子どもを無理にしつけようとしたりコントロールしようとしたりすることは子どもに怒りをぶつける行為です。

大人でも、人から怒りをぶつけられると辛いですよね!子どもを不用意に怒ることは、子どもを傷つける行為になりかねません。

怒るとしつけは違うもの

「怒る」と「しつけ」は別に考え、もし、子育て中に怒りたくなったらなるべく自分や子どもを傷つけない安全な方法で怒ってください。怒りとの付き合い方って難しいものです。

怒っている人との接し方も難しいですが、自分の怒りとの付き合い方が一番難しいかもしれません。

あまりにも自分の怒りがコントロールできない時には、医療機関などの専門家に相談することも一つの方法です。

参考になれば幸いです。

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